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ワールド・フォーカス

十字架の道行き

Stations of the Cross [ Kreuzweg ]

監督:ディートリッヒ・ブルッゲマン

ヒューマンドラマ

10/28 20:20-   10/29 13:30-   

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107分 ドイツ語、フランス語、ラテン語 Color | 2014年 ドイツ | 

作品解説

原理主義的なキリスト教の教派を信じる家族に育った、14歳の少女マリア。神父からは、自分の欲望を絶ってサタンに勝ち、イエスの戦士たれと説かれる。家では、現代的な振る舞いを一切許さない抑圧的な母親が支配している。マリアは素直に教義に従うが、男子に惹かれてしまったことで母にウソをつく…。本作は、少女マリアの受難の物語を、タイトルの由来となっているイエスの死刑判決から死に至るまでの道行きの14の場面に呼応する形で、14の章で語っていくものである。それぞれの章が固定カメラのワンシーン・ワンショットで描かれ、見事な効果をあげている。信仰の強要と児童虐待の境目、あるいは愛と洗脳の境目が冷静に描かれて恐ろしい。スタイルの独自性とテーマの現代性とが見事に一致した本作は、2014年のベルリン映画祭で上映時より話題を呼び、脚本賞を受賞した。ミヒャエル・ハネケ、ウルリヒ・サイデル、ブリュノ・デュモンのテイストを好むファンは必見。

スケジュール/チケット作品情報
監督
ディートリッヒ・ブルッゲマン

1976年ドイツ・ミュンヘンに生まれ、ドイツ南部と南アフリカで育つ。97年より音楽、執筆そして写真家としての活動の傍ら映画制作を開始する。過去3作品はベルリン映画祭で上映され、最新作“Run If You Can”はベルリン映画祭のパースペクティヴ・ドイツ映画部門で上映された。また、Thees Uhlmann と Judith Holofernesのミュージック・ビデオの演出でもその名を知られている。

スタッフ
監督/脚本 : ディートリッヒ・ブルッゲマン
脚本 : アンナ・ブルッゲマン
撮影監督 : アレクサンダー・サス
編集 : ヴィンセント・アスマン
エグゼクティブ・プロデューサー : ヨヘン・ラウベ
衣装 : ベティーナ・マルクス
キャスト

レア・ファン・アッケン
フランツィスカ・ワイズ
フロリアン・シュテッター
ルーツィー・アーロン
モリッツ・クナップ
クラウス・ミハエル・カムプ
ハンス・ツィッシュラー
ビルゲ・シャーデ
ゲオルグ・ヴェッシュ

関連サイト
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