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第27回東京国際映画祭

コンペティション

ナバット

NABAT [ NABAT ]

監督:エルチン・ムサオグル

ヒューマンドラマ

アジアン・プレミア

10/24 11:15- 10/28 21:15- 10/30 14:00-

106分 アゼルバイジャン語 Color | 2014年 アゼルバイジャン | 

作品解説

遠くで銃声が聞こえる不安定な情勢の下、丘の上の小さな家に、病身の夫と暮らす女性ナバットの物語。毎朝、ナバットは谷向こうの村まで牛乳を届けているが、やがて時代の波が地域を覆う…。荒涼たる周囲の大自然と、たくましくも孤独なヒロインの心情を淡々と綴る雄弁なカメラワークが際立つ作品。
ソ連解体後の1991年、テレビでドキュメンタリーを作っていた監督は、戦争にまきこまれていた故郷アゼルバイジャンにて村からの避難を拒む女性のエピソードを知り、以来映画化の構想を温めていたという。「母親たちにもっと権力が与えられたなら、世界はよりよい場所になるに違いない」と語る監督は、戦地にある息子を想う母親の気持ちを、淡々と慈愛がにじみ出るような演出で描いている。ヒロインが長い距離を歩いて谷向こうの村に牛乳を届けに行く冒頭の長いショットに象徴されるように、本作ではキャメラが何よりも雄弁である。ヒロインの行動のひとつひとつを丁寧に追い、やがてフレームの中は奇跡のような驚きで満ちてくる。主演のファテメ・モタメダリアはイランを代表する女優のひとりであり、孤独を生きるヒロインの心中を見事に表現している。

●東京国際映画祭オフィシャルニュース 映画.com ニュース
⇒ 10/26:イランの名女優ファテメ・モタメダリア、若手映画作家の「新鮮なエネルギー」に期待

○オフィシャルレポート
→11/11:「すべての戦争に対する示唆というのを描こうとしています」コンペティション『ナバット』-10/28(火):Q&A
→10/27:「どんな国の戦争でも、お母さんについての映画を考えております。」コンペティション『ナバット』-10/24(金):Q&A

 
スケジュール/チケット作品情報

TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN6

10/24 11:15 - (本編106分)

Q&A

登壇ゲスト(予定): エルチン・ムサオグル(監督/脚本)、ファテメ・モタメダリア(女優)

一般料金 ¥1300(税込)

学生料金:1000円(税込)|学生当日料金:500円(税込)

チケット受付>終了

TOHOシネマズ 六本木ヒルズ SCREEN7

10/28 21:15 - (本編106分)

Q&A

登壇ゲスト(予定): エルチン・ムサオグル(監督/脚本)、ファテメ・モタメダリア(女優)


登壇ゲストや上映時刻は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

一般料金 ¥1300(税込)

学生料金:1000円(税込)|学生当日料金:500円(税込)

チケット受付>終了

TOHOシネマズ 日本橋 SCREEN6

10/30 14:00 - (本編106分)

一般料金 ¥1300(税込)

学生料金:1000円(税込)|学生当日料金:500円(税込)

チケット受付>終了

残席状況

◎:余裕あり  △:残りわずか  ✕:インターネット、電話受付、劇場窓口ともにチケット発売が終了しております。


購入方法

※完売した上映であっても、状況により追加販売を行う可能性がございます。


10/11(土)・12:00より販売開始

インターネット受付:フィーチャーフォン、スマートフォン、PCからで購入可能(ticket boardサイトでの会員登録が必要)

受付時間:10/11(土)12:00~10/31(金)最終上映開始後20分まで


電話受付:0570-060-506(PHS/IP電話:0986-30-4037) オペレーター対応
受付時間:10/11(土)~10/26(日)10:00-20:00(10/11のみ12:00-20:00)上映5日前まで受付

※電話受付で購入された場合は発券手数料が別途かかります。


10/23(木)・24(金)より販売開始

劇場窓口:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ:10/23(木)-31(金)各日9:30より
※上記の劇場窓口で東京国際映画祭 日本橋会場のチケットも購入できます。
劇場窓口:TOHOシネマズ 日本橋:10/24(金)-31(金)各日9:30より
※上記の劇場窓口で東京国際映画祭 六本木会場のチケットも購入できます。


※完売した上映につきましては当日券のご用意はございません。

※チケットの払い戻し・交換・再発行はいたしません。

※オープニング、クロージング、特別招待作品のチケット購入はお一人様2枚までとさせていただきます。

※東京国際映画祭での上映はTOHOシネマズシネママイレージの加算対象外になります。

※東京国際映画祭のチケットは六本木ヒルズおよびコレド室町の駐車券サービス対象外となります。

※東京都青少年の健全な育成に関する条例により18歳未満の方は23時から翌朝4時までの劇場への出入りは禁止となっております。
保護者同伴の場合も同様です。


監督
エルチン・ムサオグル

1966年7月11日アゼルバイジャン・バクー生まれ。脚本家兼監督として50本以上のドキュメンタリー映画を手掛ける。アゼルバイジャン撮影監督組合、トルコドキュメンタリー撮影監督組合のメンバーであり、ドキュメンタリー映画および映画監督支援協会の創設者のひとりでもある。

スタッフ
監督/脚本 : エルチン・ムサオグル
プロデューサー : ムシフィグ・ハタモフ
脚本 : エルハン・ナビイェフ
撮影監督 : アブジュラヒモフ・ベシャラット
美術 : シャヒン・ハサンリ
編集 : ババク・シリンセファト
衣装 : サフラ・マナフォヴァ
音響編集 : バフマン・アルダラン
録音 : ササン・ナカヘイ
音楽 : ハメド・サベト
特殊メイク : マフダド・ミルキアニ
キャスト

ファテメ・モタメダリア
ビダディ・アリエフ
サビル・ママドフ
ファルハド・イスラフィロフ

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本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。
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