第27回東京国際映画祭より、比類なき感性で常に時代を切り拓き続けている人の実績を称える「サムライ”SAMURAI”賞」を新設いたします!
「サムライ”SAMURAI”賞」について
初年度となります今年は、ヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞始め、数々の映画祭で高い評価を受けている日本を代表する北野武監督、世界各国の幅広い多くのファンから支持され続けているティム・バートン監督の両氏にこの賞を贈らせていただくことになりました。10月31日のクロージングセレモニーにて賞の贈呈を予定しております。
北野監督「サムライ”SAMURAI”賞」受賞トークショー
10月25日には、六本木ヒルズ49Fタワーホールにて、学生やぴあフィルムフェスティバルから生まれた、若い映像製作者たちに向けてサムライ賞受賞の北野武監督との対談形式によるトークショーを予定しております。未来の映画人に向けた映画祭ならではのスペシャルな企画にご期待下さい!
第1回受賞者
北野 武
1947年生まれ。東京都出身。89年に『その男、凶暴につき』で監督デビュー。97年年製作の『HANA-BI』が第54回ヴェネチア国際映画祭で、日本作品としては39年ぶりとなる金獅子賞を受賞。第52回カンヌ映画祭では『菊次郎の夏』(99)がコンペティション部門に正式参加。また、東京芸術大学で新設された大学院映像研究科の特別教授および映画専攻長に05~08年の間、就任した。07年、第64回ヴェネチア国際映画祭にて自身の監督作である『監督・ばんざい!』に基づき、「監督・ばんざい!賞」が新設された。08年、第30回モスクワ国際映画祭で「特別功労賞」を受賞。主な監督作に、『あの夏、いちばん静かな海。』(91)『ソナチネ』(93)『キッズ・リターン』(96)『BROTHER』(01)『座頭市』(03)『アウトレイジ』(10)『アウトレイジビヨンド』(12)がある。
ティム・バートン
1982年、ディズニースタジオのアニメーターとしてモノクロの短編ストップモーションアニメ『ヴィンセント』で監督デビュー。ディズニーを去った後の85年には、『ピーウィーの大冒険』で長編映画デビュー。その後『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』など独創的な映像・美術センスで今なお多くのファンを魅了し続けている。