左から足立紳さん、伊藤洋三郎さん、早織さん、松浦慎一郎さん、武正晴監督
10/29(水)、日本映画スプラッシュ『百円の恋』の上映前、武正晴監督、俳優の松浦慎一郎さん、女優の早織さん、俳優の伊藤洋三郎さん、脚本の足立紳さんの舞台挨拶が行われました。
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武正晴監督(以下、監督):今日は皆さん来ていただきましてありがとうございます。
松浦慎一郎さん(以下、松浦さん):楽しんでください。よろしくお願いします。
早織さん:斉藤二三子役を演じました早織です。劇中では銀髪で出てくるのでよろしくお願いします。
伊藤洋三郎さん(以下、伊藤さん):主人公のお父さんを演じさせていただきました、伊藤です。よろしくお願いします。
足立紳さん(以下、足立さん):脚本の今日は来ていただいてほんとにありがとうございます。
司会:『百円の恋』は松田優作さんの故郷でもある山口県の周南での第一回松田優作脚本賞を受賞した作品でもあるんですよね。足立さん、受賞されたと聞いたときいかがでしたでしょうか。応募されたとき自信はどれくらいあって?
足立さん:いや、もう全然自信はなくて。ですので受賞したと聞いたときはとても嬉しかったです。
司会:どのような点が気に入られたと思いましたか?
足立さん:どこがよかったのかわかりません。運がよかったのかな、と。
監督:まぁ、運も実力のうちですからね。僕は「すみません」と連絡いただいて、勝手に応募しちゃったんで、って。でもよかったじゃないですかって。足立さんが勝負をかけたのだな、って
司会:受賞してから映画化が決まったのでしょうか。それとも、進めていて?
監督:いや、僕らはシナリオを作りたかったので。もちろん映画にするつもりで。でもシナリオを作ってから随分時間が経ってしまったので。賞をいただけたので何か可能性が出てきたのかな、とは思いましたけど。
司会:どうして監督には内緒に賞に応募したのでしょうか。
足立さん:それは、落ちたら恥ずかしいから(笑)
司会:おめでとうございます!なんとグランプリで。それでは伊藤洋三郎さんに伺いたいのですが、映画に出ようと思ったきっかけとこの映画の見所を。
伊藤さん:今たまたま脚本の話が出ましたが、(足立さんと)しゃべったことはないので初めて言わせていただくのですが、そして出演者はみんな同じように思っていると思うのですが、これは脚本が本当に面白くて。あと監督の武さんとは、助監督のときに何本かやらせていただいて、そのときから素敵な、本人を前にして言うのもなんですけど、やりたいな、と思ってたので、是非こんな機会はないので、よろしくお願いしますと。見所はいっぱいあって、自分でも出ててお客さんのような感覚なのですけど、ちょっと驚きますよ、って言えますね。
司会:ありがとうございます。早織さんはこの作品に出る事になったきっかけと見所を。
早織さん:私は、この作品はオーディションを受けて出演させていただけることになって。オーディションを受ける前に、脚本を読ませていただいて、この脚本がすごく面白かったんです。その脚本に惚れてしまいまして、どうしても出たいとずっと思っていました。オーディションも絶対受かりたいと思って受けていたので、本当にこの役をいただいて、映画が完成して、今ここにいることがすごく幸せです。この映画は身体の底から響いてくるものがあると思うので、それを体感していただけたら嬉しいです。
司会:松浦さんも、この映画に出ることになったきっかけと、見所、やはり同じ質問をさせてください。
松浦さん:きっかけは、プロデューサーの方と別作品でご一緒したことがありまして。そのとき、僕がプロのボクシングトレーナーとして活動しながらも俳優やっているという話をしまして、それを覚えていてくださって。それで今回トレーナー役としてお話をいただいて。トレーナーをしながらでも、なかなかこんな機会はないですし、是非やらせてください、と。脚本を読んで僕も本当に感動しまして、それで是非と。
司会:自分の引き出しを100%生かせる役だったのですね。
松浦さん:そうですね。トレーナーとしてやってることを役にのせられたので、環境的にすごくよかったです。心から熱くなるようなものを感じさせるような作品だと思います。
司会:それでは監督。先ほど伺ったら一般のお客様に見ていただくのは東京国際映画祭が初めてで、これが上映で2回目。1回目、正直評判は良かったんじゃないでしょうか?
監督:どうなんですか(笑)?
司会:先ほど司会者控え室の隣にカメラマンさんの控え室があるのですけど、「百円の恋見たい!」と声が聞こえてきました
監督:是非見てください。見た方がいいです。
司会:監督はみなさんにどんなメッセージを
監督:こうやって皆さん見たいといって来ていただいてるので、とっとと見ましょう(笑)。本当に、それだけです。見たいと言っていただいてるのが一番なんで。